White Veal(ホワイトヴィール)
フランス料理などでは高級肉として有名な乳飲み子牛。
肉色が白っぽくまるで豚のよう。といわれています。
実は私も実物は見たことが無く
話には聞いていますがこのたび
先日見学にいらした
メゾン・ド・スリジェのオーナーからの依頼で
現在育てています。
これは生まれたときからずーっとmilkのみで育てられたものを特別にそう呼びます。
国産のホワイトヴィールは珍しく、あっても代用乳でしか育てられていないはずです。
牛乳は高いですから。
今回縁あって少しチャレンジさせていただくこととなりましたが、
基本的には自然にはやや逆らう育成の仕方です。
牛は早ければ2ヶ月くらいでおっぱいをあまり必要としなくなりますから
5ヶ月くらい育てるとなると、横で草を食べている奴をうらやましく思ったりするはず。
↑これは普通に育つほうです。
最初の写真をよく見てください。
牛の足元はスノコ状になっていて藁がありません。
食べたくなれば藁も食べちゃうそうです。
とにかく肉色を白く保つのですから、カロチン関係のほかに
鉄分も取らせないということらしいですが
今回は柵に鉄が使われているのでどうなることやら。
11月にはお肉になってしまう短命な牛さんです。
なんとも考えさせられるものですね。
私はこの件についてはあまり深く考えないようにしています。
他とは違うのは牧場で絞った本物の牛乳を贅沢に飲んでいるところでしょうか。
おかげで私たちの方に回ってくる牛乳はなくなってしまいました。
帯広に行くならぜひここにもお立ち寄りください(夏休み期間応援)
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